HOME > 調査・研究 > 基盤的研究
独立行政法人 国立健康・栄養研究所
ヘルプ
HOME
調査・研究お知らせ国立健康・栄養研究所について
調査・研究
独創的萌芽的研究
生活習慣病予防
健康栄養情報・規格の調査研究
栄養成分の生体利用性に関する調査及び研究
ドコサヘキサエン酸摂取により生成する過酸化脂質と解毒・排出機構の解明に関する研究

担当者:久保和弘

 ドコサヘキサエン酸(DHA)は、エイコサペンタエン酸(EPA)とともに循環器疾患の予防に大変有効であることがほぼ明らかとなっています。しかし、反面、化学構造上極めて酸化され易いことも周知の事実であり、過酸化脂質・フリーラジカルを生成しやすく、一旦生成されると、抗酸化的解毒系により処理されない場合、生体組織に種々の傷害を引き起こします。DHA摂取に伴う脂質過酸化反応に対してそのステージごとに発現する防御機構について検討を行ったところ、アスコルビン酸、グルタチオンやその他の抗酸化酵素などの抗酸化防御系に加えて巧妙な生体防御機構が働いている可能性が示唆されました。その一つは、ホスファチジルエタノールアミンによるDHAの酸化安定化機構であり、もう一つは傷害性の高いアルデヒド等に対する解毒・排出機構です。本研究は、これらの生体防御機構を明らかにすることにより、循環器疾患リスク因子低減のための、新しい食品素材の開発とその予防法の開発やn-3系高度不飽和脂肪酸の適正な摂取方法の策定に役立てることを目的としています。

(c) All Copyrights reserved 2001 National Institute of Health and Nutrition
2002.07.17更新