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 昆虫医科学部では,疾病媒介や人体に対して有害な害虫類(昆虫類,ダニ類等)の分類,生態,生理機能,病原体の伝播機構,防除等に関する基礎的研究,調査研究,これらの害虫類に対する殺虫剤の効力検査等の業務を行っています.

昆虫医科学部長を中心に進められている研究

ヒトスジシマカはデング熱やチクングニヤ熱を媒介するヤブカの仲間です.
日本では沖縄から東北地方にかけて分布しています.
近年の地球温暖化によって東北地方におけるヒトスジシマカの分布域が徐々に北上していることが明らかになってきています.
2010年の調査では,青森県内で初めて生息が確認されました.





第一室(媒介生態室)

疾病に関連する衛生害虫の分類学,生態学,疫学に関する研究を行っています.現在,衛生昆虫類の国際データベース・ネットワークに関して,我が国におけるセンター的役割を果たしています.また,分類・同定検査の依頼に対応しています.

第一室の主な研究テーマ:

1.東南アジアにおける疾病媒介蚊の生態
2.ハエ類の分類学的研究
3.日本脳炎媒介蚊の発生状況調査
4.渡り鳥の飛来地における疾病媒介蚊の生息調査
5.ハエ類の疾病媒介に関する研究
6.鳥マラリアの感染環の研究
7.感染研構内における疾病媒介蚊のモニタリング
8.国内外産衛生害虫の標本収集およびデータベース構築
9.衛生害虫同定サービス
10.イナトミシオカの生態
11.石垣島におけるコガタハマダラカの生態



第二室(生理機能室)

衛生昆虫学における生理生化学,生体防御機構等に関する基盤的研究を行っています.特に,媒介昆虫の病原体伝播機構および病原体の検出に関する研究を中心的に行っています.

第二室の主な研究テーマ:

1.疾病媒介蚊類からの各種アルボウイルス(日本脳炎ウイルス,ウエストナイルウイルス,デングウイルス等)の検出および生物学的伝播機構に関する研究
2.ハエ類からの各種病原体(鳥インフルエンザウイルス,腸管出血性大腸菌O157等)の検出および機械的伝播機構に関する研究
3.シラミ類からの塹壕熱および回帰熱起因菌の検出と伝播機構に関する研究
4.野外捕集蚊からの蚊特異的新規フラビウイルスの検出ならびに性状解析
5.疾病媒介蚊類の吸血嗜好性とアルボウイルス媒介能の評価に関する研究
6.吸血性昆虫・ダニ類の唾液腺由来生理活性物質の探索と特性解明
7.マラリア原虫に対する蚊の自然免疫機構の解明
8.hyrcanus群ハマダラカの分子系統学的解析
9.蚊寄生性Ascogregarina原虫の生物学的特性の解明と疾病媒介蚊防除への応用に関する研究
10.アカイエカとチカイエカの越冬生理に関する研究
11.ヤブカ属およびハマダラカ属蚊の室内継代維持法の確立



第三室(殺虫・殺そ剤室)

衛生害虫類の総合的防除法の開発や殺虫剤抵抗性発達機構について生化学的・分子遺伝学的レベルで研究しています.さらに,衛生昆虫類の系統維持と分与,ならびに殺虫剤等の効力検査を担当しています.

第三室の主な研究テーマ:

1.殺虫剤と殺そ剤の生物学的検査と検査法の開発
2.衛生害虫の標準感受性系統と抵抗性系統の維持と分与
3.衛生害虫の殺虫剤感受性モニタリング
4.殺虫剤抵抗性機構の生理学・分子遺伝学的解明
5.衛生害虫防除のための新規制御剤(微生物含む)と薬剤作用点の探索
6.アタマジラミ,ヒゼンダニ(疥癬)等の殺虫剤効力試験法の確立
7.飼育が困難な衛生害虫種の継代飼育法の確立
8.衛生害虫の防除効果評価法の研究
9.衛生害虫の殺虫剤抵抗性の簡易迅速診断法の開発
10.殺虫剤抵抗性回避を目的とした薬剤使用プログラムの作成
11.殺虫剤を用いない衛生害虫防除法の開発研究
12.昆虫媒介性感染症アウトブレークに対応する防除体制の確立




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