
<西インド洋諸国>
チクングニア熱は平成23年2月1日をもって感染症法(4類感染症全数把握疾患)および検疫法に追加されました。
| 2012年 | |||
| 輸入症例報告数 | 感染推定地 | 発病月 | 報告地 |
| 1 | パプアニューギニア | 6 | 神奈川 |
| 2 | カンボジア、タイ | 7 | 千葉(詳細へ) |
| 3 | カンボジア | 7 | 福岡(詳細へ) |
| 4 | フィリピン | 7 | 千葉(詳細へ) |
| 5 | フィリピン | 9 | 東京(詳細へ) |
| 6 | カンボジア | 9 | 東京(詳細へ) |
| 7 | インドネシア | 10 | 東京 |
| 8 | インドネシア | 10 | 神奈川 |
| 9 | インドネシア | 11 | 岐阜 |
| 10 | スリランカ | 11 | 東京 |
| 上記4症例はいずれもウイルス遺伝子を検出した。 フィリピンでは、マニラ市内および南のラグナ、バタンガス州 で患者を確認している(フィリピンRITMからの情報)7月現在。 |
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<中国広東省でのチクングニア熱の流行>
チクングニア熱流行 in 中国広東省2010_EID
<フランスでチクングニア熱が国内発生>
2010年9月24日にヴァール県のフレジュス(Frejus)で、チクングニア熱に現地で感染した症例が初めて確認されました。この患者は12歳女児で、最近フランス本土以外に旅行したことはなく、9月18日発熱、関節痛、皮膚発疹、全身倦怠感で発症した。この1例目の周囲で、チクングニア熱に罹患した他の症例の有無について積極的な調査を行ったところ、第2の地域感染例が9月25日に診断されました。
ミャンマーからの輸入症例の後、ミャンマーでチクングニア熱が流行していることが確認されました。
台湾では空港のFever screeningでインドネシアからの輸入症例が2010年になってすでに3例報告されています。
4例目の詳細は、ProMedを参照ください(Archives No.20090204.0494,Subject:Chikungunya: Japan
ex Malaysia)
◎マレーシアの2008年の患者数は4,271名(地図1参照)、2009年は5430人の患者が報告された。2010年もSarawak州で流行が続いている。
◎シンガポール(Ministry of Health)によれば、2009年第52週までで、チクングニア熱患者は351人の患者が報告されている。
◎タイでは、2009年7月までで、34,805人のチクングニア熱患者(疑い例を含む)が報告されている。タイのプーケットでは2009年の前半で、確定例は2155である(by Phuket Public Health Office)。プーケットからベルギーへの輸入症例(4月)が報告されている(Eurosurveillance
14(25)1-2,25 June 2009)
チクングニア熱日本人輸入症例について ウイルス遺伝子検出法へ 当室関連文献へ 媒介蚊対策ガイドライン
| 輸入チクングニア熱情報(2011年5月12日現在) | |||
| 症例数 | 渡航先 | 発病年月 | 都道府県(確認地) |
| 1 | スリランカ | 2006年11月 | 東京都 |
| 2 | スリランカ | 2006年12月 | 新潟県 |
| 3 | インド | 2008年8月 | 大阪府 |
| 4 | マレーシア | 2009年1月 | 兵庫県 |
| 5 | インドネシア | 2008年9月 | 東京都 |
| 6 | インドネシア | 2009年3月 | 東京都 |
| 7* | インド | 2008年10月 | 東京都 |
| 8 | インドネシア | 2009年5月 | 東京都 |
| 9 | インドネシア | 2009年5月 | 千葉県 |
| 10 | インドネシア | 2009年5月 | 東京都 |
| 11* | マレーシア | 2009年5月 | 東京都 |
| 12 | インド | 2009年7月 | 長崎県 |
| 13 | タイ | 2009年9月 | 東京都 |
| 14 | インドネシア | 2009年9月 | 東京都 |
| 15 | ミャンマー | 2009年12月 | 神奈川県 |
| 16 | インドネシア | 2010年3月 | 京都府 |
| 17 | インドネシア | 2010年2月 | 東京都 |
| 18 | インドネシア | 2010年9月 | 東京都 |
| 19 | インドネシア(バリ) | 2011年1月 | 香川県 |
| 20 | インドネシア | 2011年5月 | 宮崎県 |
| 21 | インドネシア | 2011年6月 | 愛知県 |
| 22 | インド | 2011年8月 | 愛知県 |
| 23 | インド | 2011年8月 | 大阪府 |
| 24 | インド | 2011年10月 | 神奈川県 |
| 25 | インド | 2011年12月 | 千葉県 |
| ※年月は発病月、都道府県は受診医療機関所在地を示している。 11*はH21年6月時点で関節痛が持続するため受診した。 症例12は、長崎大学熱帯医学研究所にて検査診断された。 |
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平成18年度希少感染症診断技術研修会発表資料
講演資料No1(2007/2/15)
チクングニア熱は非常に強い関節痛をきたし、腫脹を伴うこともしばしばです。
↑The photographs were provided by Dr. R. SajithKumar
![]()
当室からのチクングニアウイルスに関する最初の英文論文が掲載されました。
Lim CK, Nishibori T, Watanabe K, Ito M, Kotaki A, Tanaka K, Kurane I, Takasaki T.
Chikungunya virus isolated from a returnee to Japan from Sli Lanka: isolation
of two sub-strains with different characteristics.
Am J Trop Med
Hyg. 2009 Nov;81(5):865-8.
本邦で確認されたチクングニア熱輸入感染症2例について
【症例1】患者は、30代女性、スリランカに在住する日本人女性で、11月17日に発熱、関節痛などで発病し、現地医療機関でチクングニア熱あるいはデング熱であると診断されたが、病原体診断あるいは血清診断による確定診断は実施されなかった。軽快後12月11日、日本に帰国したが、関節痛が持続するため東京都内医療機関を受診し、国立感染症研究所において抗体検査の結果、デングウイルスに関するIgM抗体、IgG抗体は陰性でデングウイルス感染は否定され、チクングニアウイルスに対する特異的IgM抗体陽性、中和抗体陽性であり、チクングニア熱と確定診断した。患者は平成19年1月初旬、在住するスリランカに戻った。
【症例2】患者は、50代女性。日本在住の日本人女性。平成18年11月27日から12月3日まで、スリランカに渡航。スリランカでは、渡航後まもなく、数ヶ所を蚊に刺された。帰国後の12月4日より全身倦怠感が増悪し、12月5日に40度の発熱、関節痛を認め、日本国内の医療機関に受診し、入院した。入院中に鼻出血、皮疹の症状も出現した。対症療法を行い、症状は改善して退院した。国立感染症研究所における抗体検査の結果、デングウイルス感染は否定された。チクングニアウイルス遺伝子の検出同定、ウイルス分離及び同ウイルスに対する特異的IgM抗体陽性、中和抗体陽性であり、チクングニア熱と確定診断した。患者は、退院後は軽度の全身倦怠感が残存していたが、現在は回復している。 なお分離ウイルスの遺伝子解析の結果、レユニオン島の分離株とほぼ一致した。
TaqMan用プローブ、プライマー
◎Probe: Taq-Chik638P:FAM-TACCAGCCTGCACYC-MGB-3’
○Primer(F):Taq-Chik607F(10849):GCR
CCM TCT KTA ACG GAC AT
○Primer(R):Taq-Chik672R(10894):GCC
CCC RAA GTC KGA GGA R
現在流行中のレユニオン株に対して、本法の検出限界は0.2pfu/tubeです。
反応液組成と反応条件は、ウエストナイルウイルスの場合と同様です。WNV検査マニュアルを参照してください。![]()
<通常PCR用>
Chik10294s:ACG CAA TTG AGC GAA GCA CAT
Chik10573c:AAA TTG TCC TGG TCT TCC TG
AccessQuick RT-PCR Master Mixを使用しています。以下がその条件です。
Master MIX
H2O:17.0ul
AccessQuick
Master Mix 2x:25.0ul
Rrimer
F(10pmol/ul):1.0ul
Primer R(10pmol/ul):1.0ul
RTase: 1.0ul(5U)
Sample RNA 5.0ul
Total 50.0ul
45℃ x 45min
92℃ x 2min
↓
[1]92℃ x 1 min
[2]53℃ x 1 min [1]→[2]→[3]を35-40 cycle
[3]72℃ x 1 min
↓
72℃ x 10 min
↓
4℃