感染病理部ホームページ | 国立感染症研究所ホームページ | サイト内検索 | English

感染病理部について感染症の病理
JCV
単純ヘルペスウイルス
水痘帯状疱疹ウイルス
Epstein-Barr virus
サイトメガロウイルス
HHV-6
HHV-8
Merkel cell polyomavirus
インフルエンザウイルス
HIV 
 狂犬病ウイルス
プリオン
病理検査依頼業績リンク

所内向け情報
(所内のみ閲覧可)


国立感染症研究所
感染病理部
〒162-8640
東京都新宿区戸山1-23-1
Tel: 03-5285-1111
Fax: 03-5285-1189
E-mail: info@nih.go.jp

感染症の病理

感染病理部で取り扱った主な感染症について、病原微生物ごとに、典型的な病理像、病理組織診断に役立つ情報などを、医療関係者、研究者向けに解説します。


病原微生物名

ヒトヘルペスウイルス6 (human herpesvirus 6, HHV-6)

概要

乳児期に発症する突発性発疹の原因ウイルス。2歳頃までにほとんどの乳児が抗体陽性となる。不顕性感染は20-40%と報告されている。初感染以降は持続潜伏感染状態となり断続的に唾液中から排泄される。

関連疾患

突発性発疹、まれに脳炎、脳症。壊死性リンパ節炎。臓器移植患者における再活性化による感染症、エイズ患者における全身性の感染症など。

組織学的特徴

HHV-6感染に伴う特異的な組織像はない。

病理組織における検出法

核酸検査および免疫組織化学がある。当部では前初期タンパク抗体(非売品)免疫組織化学に用いている。一般に、HHV-6タンパクの発現が免疫組織化学で確認される標本は少ないが、HHV-6関連薬剤過敏症症候群のリンパ節炎では核内封入体を伴う感染細胞に陽性シグナルが見られる。核酸検査はパラフィン標本でも可能であるが、末梢血からも検出されるため、定量的に行う必要がある。

病理組織以外の検出診断法

突発性発疹では血清診断、ウイルス分離、PCRによるウイルスDNAの検出などが行われる。

参考文献等

IDWR 感染症の話 突発性発疹
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k03/k03_28.html

組織像


図)HHV-6の免疫染色。HHV-6関連薬剤過敏症症候群のリンパ節炎に見られたHHV-6抗原(前初期タンパク)陽性細胞。核内封入体を伴う細胞に明瞭な陽性シグナルを認める。




Copyright 2010, Department of Pathology, NIID, Japan